トラックの買取は利用目的を精査することが必要

物流業者は他の業種と異なり、機械化を進めることが難しくなっているので、業務量が増加すれば人員を増やすしかありません。これは取り扱っている荷物が大きさや配送先が違っているからであり、バーコードを使うことで仕分けについては機械を使った自動化が進んでいますが、それ以外の業務は人間が対応しなければ処理ができないからです。このような理由から物流量が増大すればトラックの買取などで車両数を増やして対処していますが、ここで注意しなければいけないのは、購入する車両は取り扱う現場の状況から適切なものを判断しなければいけないということでしょう。トラックは最初から積載重量が決まっていて、その事業所の荷物の種類と配送先の道路環境を無視して買取を行ってしまうと、効率が悪くなって業務の進捗にも影響を与えてしまいます。

これは短距離の配送や道幅の狭い場所で大型車両を使っても非効率であったり、長距離の移送なのに小型車を使うと少量の荷物しか運べないので、人件費や燃料代など無駄な部分が多くなってしまうからです。物流業は配送荷物が多くなったので活況を呈しているという印象がありますが、実際は配送料が上がりにくい状況で業務量ばかり増えているので、利益そのものは少なくなっています。このような状況で効率の悪いトラックの買取を行っても利益の増加には繋がらないので、入手する際は現場の声を拾い上げて最適なトラックを選ぶようにしなければ、会社の売り上げ上昇には直結しないでしょう。

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