トイレや浴室・キッチンなど、住宅設備の中で使用頻度が高い水回りはトラブルも起きやすいものです。

どのご家庭でも1度は排水口つまりを経験されていることでしょう。2014年に京都市上下水道局が発表した市内の排水口トラブル件数は、年間約150万世帯でした。頻発しやすいトラブルとはいえ、その数があまりにも多すぎることが全国ニュースになって話題を集めました。なぜ京都市に限って、年間発生する排水口つまりのトラブルが多いのかというと、その理由は下水道整備の遅れが起因していることが挙げられます。

京都市では市内に下水道が設置されたのが1990年~2002年と遅く、現在でも全世帯数のうち約48%が各自で浄化槽を所有していて、下水管と直結していないところがあります。本来、各家庭と下水道は直結しておりメインパイプで合流をするのがインフラとしての下水道の正しいルートです。ところが京都市のように、全ての下水道が繋がっていないためにどこかで排水の行き止まりが生まれて、排水口つまりという現象が起きてしまうのです。

このトラブル件数の多さを危惧した京都府は、各家庭すべての下水道工事と入り組んだ下水管をスムーズにする再整備をおこなうように上下水道局に通達を出し、2019年4月から各所で工事がなされています。完了するまでにはまだ10年という長い期間が掛かりますが、これまでよりも排水口つまりのトラブルが減少していくことが見込まれます。

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