私達の生活に欠かすことが出来ない水道は、1日に何十回と使用する大切な設備です。

住居内では家族全員が使用し、屋外でも他者と共有することになります。使用頻度が高い故にトラブルが起きやすいものですが、京都では府内で毎年冬に約45万2000件もの数で蛇口からの水漏れ報告があると京都市上下水道局の統計調査で明らかになりました。なぜ冬の京都では蛇口の水漏れが頻発しているのかというと、朝晩の寒暖差が影響していることが伺えます。四方を山に囲まれた盆地の京都では、日中から夜間に掛けては気温が下がりにくい傾向があります。

しかし明け方には山から吹き下りる冷たい空気が気温を低くして氷点下を記録する日々が続きます。気温差が生まれることで、蛇口の中に備わっているゴムパッキンに亀裂が入ってしまって水漏れを引き起こすことになります。上下水道局では2015年からは住民に対して、冬場は蛇口を雑巾や保温材で覆って急激な気温低下に備えるようにという注意報を発表するようになりました。

この運動は新聞やニュース番組でも度々報じられているおかげで、2018年には冬場の水漏れ報告が2万件にまで下がり市民の意識向上につながったといえます。蛇口の水漏れを修理するには専門的な技術が必要で、自身で対処がし難いものです。気候と土地柄を把握し、住民たちの生活トラブルに真摯に向き合った京都市がいち早く最善の方法を生み出した結果が、トラブル件数の抑制につながったのでしょう。

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