熱中症を予防するためには、水分補給が大切です。

しかし、過ぎたるは猶及ばざるが如しと言うことわざがある様に、飲み過ぎもまた、体調不良などのトラブルを招きます。アメリカで7リットルものミネラルウオーターを一気に飲んだ女性が、帰宅して数時間後に死亡するという事故がありました。また、マラソン大会の際に、数キロごとにコップ2~3杯のミネラルウオーターを飲んでいた選手が倒れました。これらのトラブルの原因は、水中毒と呼ばれるものです。

あまりにも一気に水分を体内に流し込んだので、腎臓の処理能力が追い付かなくなってしまったのです。このような状態になると、血液中のナトリウムの濃度が極端に低下して頭痛や嘔吐が起こります。この時点で飲み過ぎだと気づけば良いのですが、飲み足りないのだと勘違いしてしまうと症状が悪化する一方です。症状がもっと酷くなると、けいれんや呼吸困難などが起こります。時には昏睡状態に陥り、命を失うリスクもあるのです。

水の飲み過ぎによるトラブルを避けるためには、一気に飲まずに少しずつこまめに飲むことが大切です。軽いジョギングなら1時間に400ml程度、激しい運動時でも1時間に800ml程度が適度な量と言われています。15分ごとに、200mlのコップに半分から1杯程度です。野外で作業をする時やスポーツを行う時は外に出る前にコップ1杯を飲んで、汗を掻いたら汗の量に匹敵するだけ飲むのがポイントです。

デスクワークや家事などであまり汗を掻かない人は、食事からも1日1リットルほど取れるので、麦茶やミネラルウオーターなどの飲み物からは1日に1リットルから1.5リットルくらいが適量と言われています。脳梗塞の予防には、入浴前や寝る前にコップ1杯飲み、起床時にコップ1杯飲むのが上手な飲み方です。

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